
便秘には、色々な原因があるように思われますが、実はかなりシンプルになっています
まず、便意が無いというのが、一番簡単な原因です
何故便意がないのかは、様々な要因がありますが、最も多い原因は、便意を我慢し続ける
すると、癖になってきて、習慣的に起きる便意が起きてこない
これが最大の原因です
だから、子どもの便秘は、この便意を我慢するというのが、最も多い原因の一つになっています
ただ、大人の場合は、便意が無いというよりも、次の二つにより便秘になっていると言えます
1.器質性便秘
器能性便秘とは、本来人間にある排便の機能
それに対して、何か物理的な障害があり、排便の機能を妨げている
これによって起こる便秘を言います
代表的な物で、子宮筋種による腸の圧迫などがあります
2.機能性便秘
機能性便秘の場合は、毎日慢性的に便秘が続く、慢性便秘と、一時的に便意が無くなる急性便秘の二つがあります
修学旅行などで、便意が無くなったりするのを、急性便秘と言えるでしょう
また、妊娠した際になる、便秘も急性便秘になります
ただし、急性便秘の場合は、その原因が取り除かれた場合に、自然と治るものですが、継続して便秘状態が続くのであれば、慢性便秘に症状が重症化したと言えます
ですから、一般的に便秘で悩んでいる方は、この慢性便秘の症状で悩んでいる事になるのです
運動に重点を置き過ぎない
基本的に便秘は運動をすれば治るといった単純なものではありません
確かに腹筋は便秘の改善に役立つ場合が多いのです→腹筋はなぜ便秘にいいのか?
ところが、便秘を患っている方の便は、大半のケースでカチカチの便である場合が多いのです
腸内にあるウンチは、運動をして柔らかくなるわけでも、水分が増すわけでもありません
あくまで、体質の改善若しくは、ストレスの発散に運動を利用するのは良いことです
何処に重きを置くかになりますが、個人的には過度の運動により疲労物質を体内に溜め込むよりも、食事等を見直すほうがより改善に近づくと言っても良いと思います
原因が多岐に及ぶと一気に難治化する
初期の原因は誰しも同じです
ぜん運動の低下や、食物繊維の不足による便の硬化
ところが、放置することで、さまざまな要因が、便秘の原因となります
すると、一気に改善は難しくなるのです
食物繊維の不足により、便が固い状態が続く
次第に便意が喪失される
腸内に便が滞留することで、腸内環境が崩れ悪玉菌が増える
ぜん運動が行われなくなる
このようなケースを辿り、最終的には下剤を服用しても治らなくなるのです
初期の段階でいかに原因を突き止め、解消していくのかが重要なポイントだと言えるでしょう