
コーヒーが良い理由・悪い理由
便秘で悩んでいる人を更に悩ませるのが、コーヒーが便秘に良いか?という意見
最初に断っておきますが、あくまでコーヒーを飲める方についての話をしています
妊娠中にコーヒーを飲むことで便秘解消になるかどうか?
上記のような悩みは、まず医師の意見を聞くことでしょう
便秘よりも先に、カフェインを妊娠中に摂取することは、常識で考えると、良くない結果を生むように思えます
では、便秘にコーヒーが良いとする意見で代表的なものを一つあげましょう
カフェイン自体は、覚醒作用があり、鈍った腸の動きを活発にする
実はあながち否定できない意見です
香辛料も同様のことが言えますが、腸への刺激は便に水嵩を与えて、下痢状となって外へ出してくれます
慢性の便秘では、あまり効果が期待できませんが、急性の便秘では、即効性があります
ところが、コーヒーの効果を良く考えると、ある同様の作用を持った薬を思い出します
それは下剤です
しかも、1杯程度のコーヒーでは効果もないでしょう
ブラックコーヒーで、さらに多めに飲まないことには、下剤と同様の効果はもたらしません
では、反対にコーヒーが便秘に悪いとされる理由は何でしょうか?
2つあります
一つはタンニンという物質がコーヒーには含まれています
タンニンは、腸内環境のバランスを大きく崩す原因になるといわれています
腸内細菌が、通常であれば善玉菌が活発に稼動してくれています
ところが、タンニンを過剰摂取することで、善玉菌の活動を抑えてしまいます
もう一点は、カフェインには利尿効果があります
ウーロン茶を含めて、カフェインの含まれる飲料水などを飲むと、トイレが近くなります
カフェインは、体内の水分を奪います
便が硬くなる可能性もあるので、カフェインは便秘に良くないとされています
結論を出すと適度なら飲めば良い
結論を出すと、常識を逸脱した量を飲まないのであれば、嗜む程度であればコーヒーは飲んでも構わない
しかし、あまり大きな期待をしないほうが良い
逆に、飲みすぎは胃や腸を荒らすので、便秘には悪効果になる
露骨に避ける必要はないが、薬と思わないといったところでしょうか